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MRワクチンについての解説です。
近年、小・中・高校生、大学生・青年のハシカ流行が報じられていました。
流行の原因は ① 接種者の抗体価が低下した ② 未接種者が残っている が関係していました。
ワクチン接種では抗体価の低下は当然に起こり、欧米では以前から二回接種が行われていました。
我が国でも、この原因による流行を阻止する為に、2006年から予防接種法を改正し二回接種に変更されました。
二回接種の受けられなかった高校生以下には、2008年から五年間に限って追加接種が受けられます。
2008年３月に高校を卒業した年代以上には救済はされません。
麻疹ワクチンの二回接種の開始に伴い、風疹についても同様な抗体価の低下が起こりますので、麻疹ワクチンと風疹ワクチンは混合されて接種されることになりました。 この混合ワクチンは MRワクチン (新二種混合ワクチン) と呼ばれます。
新しい制度による 燃すワクチンの接種時期を紹介しておきます。
第1期：1歳になった日から2歳になる日の前日まで
第2期：小学校入学前の1年間、幼稚園の年長さん相当で小学校入学の年の3月31日まで
第3期：中学1年生相当の年齢の人 (中学1年生の4月1日から翌年の3月31日まで)
第4期：高校3年生相当の年齢の人 (高校3年生の4月1日から翌年の3月31日まで)
注 第三期・第四期の接種は2012年度で廃止が予定されています。
麻しん、及び風しんにすでに罹患した人は各々、麻しん、および風しんの単独ワクチンでも可能です。
被接種者の事情に合わせて、混合ワクチンと単独ワクチンの選択は可能です。
当院では麻しん・風しん混合ワクチンは今迄と同じ予防接種の時間帯に接種を行います。
接種を希望される方は希望の前日までに予約をしてください。
予防接種の時間帯での接種が無理な方はご相談下さい、対応させていただきます。
第3・4期の対象者には市役所から麻しん・風しん予防接種予診票（第3・4期対象）と麻しん及び風しんの予防接種を受けるに当たっての説明の2つ書類が送られてきます。
書類（病気の症状、ワクチンの効果・副反応、健康被害救済制度、接種の注意についての）を読まれて予防接種を受けてください。
麻しん及び風しんワクチンの予防接種を受けるに当たっての説明を読まれて、必ず裏面の署名欄に（保護者自署・住所・緊急の連絡先）署名をされ麻しん・風しん予防接種予診票（保護者自署に署名も必要）の２つを持参して受診してください。
6歳以上の人は予防接種後におこることのある失神発作（脱力、めまい、意識消失）に対応するため15分間は当院の待合室で待機してもらいます。
