トピックス・健康一口メモ　
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テレビ、ビデオなどについて　　　　　０８/１０/０１　　

最近、青少年の異常な行動や事件がよく問題になっています。　それらの基礎になっているものとしてテレビやビデオを見ること、テレビゲームをすることが一つの原因と考えられます。

人々はテレビを上手に利用すれば楽しめます、またやすらぎも得られます。　テレビは見る人に感動を与えます、また教育にも役立ちます。

しかし、ほとんどの人々はただ時間つぶしや娯楽の為に見ています。

今回は、テレビ、ビデオなどの問題点を考えてみます。

① テレビを見る時間と子どもの肥満傾向には比例関係があります：　テレビをみる時間の長い子どもに肥満児の率が増えるとの報告があります。　テレビを見ていると同時におやつを食べることが多くなります。　また動くことが少なく運動量が減り肥満になりがちです。

② 出来るだけ短い時間で:　見る番組を計画的に決めて、それ以上は見せないようにします。　どうしても見たければ、良い番組であれば勉強や手伝いをするなどの条件をつけて見せます。　手伝いはお母さんへの肩たたきなどの簡単なことでいいと思います。　

テレビを見始めるとコマーシャルの前になるとコマーシャル後の良い場面を見せる、次の番組の予告を見せるなどの心理学的に操作されているため、テレビのスイッチを簡単には切りにくくなっています。　　　　　　　　

テレビを見終わり‘見てよかった’と思うことはほとんどありません。　出来るだけ思い切ってスイッチを切るようにしましょう。

③ 内容を吟味して:　番組は慎重に選びます、前向きで、明るく勇気をあたえてくれる内容のものを見せるようにしましょう。　子どもはテレビを見ることにより意欲が高まり、より頑張ろうとします。　

暴力や殺人、いじめ、残酷なものは見せないようにしましょう。　人や動物を簡単に殺すようなゲームはよくありません。　無意識のうちに潜在意識に残ります、いざとなるとゲームの時のように行動することも考えられます。　

良くない喫煙や飲酒などでも出演者がしていることで悪いことでないような錯覚をあたえます。　

テレビ局も視聴率が大事で良いものよりも視聴率が稼げるものを見せようとしています。　多くのスポンサーの企業は利益が上がるものを見せようとしています。

④ 子どもの部屋にはテレビは置かない:　子どもは一人でテレビを見るとスィッチを切りにくく操作されているためテレビを見続けることが多くなります。　

コマーシャルを見ればついコマーシャルで見たものが欲しくなります。　良くない内容のものでも自分勝手に見てしまいます。

子どもは一人でテレビを見ることが多くなり、家族との対話が少なくなります。

⑤ 親も協力してテレビをむやみに見ない：　子どもがテレビを見るのをしんぼうしているときに、親がテレビを見ていては子どもに良い影響をあたえません。　ただ、おじいちゃん、おばあちゃんは仕方がないかもしれません。　子どもは理解できます、許してくれます。　　　　　　　

⑥　子どもがテレビを見るときには親も一緒に見て内容を評価する：　子どもは親の意見を聞くことにより、判断力や評価する力がつきます。　親子の対話が出来ます、お互いの気持ちが理解しやすくなります

⑦　テレビよりラジオを:　テレビは目を使って見ます、テレビを見ながら勉強、読書などは困難です。　ラジオであれば効率は少し落ちますが可能です。　人によってはBGM効果で効率も上がります。　子どもは一人でないように感じ、寂しさがまぎれます。　

　私は学生時代にラジオの深夜放送を聞きながら夜遅くまで勉強を続けました。　ラジオを聴かずに勉強だけでは長い時間は続けにくかったと思います。

⑧　テレビを見ていると時間が短く感じます:　テレビを見ないで過ごすとその時間で結構いろいろなことが出来ます、時間を長く感じます。　テレビを見ていれば時間が過ぎるのが速く何も出来ません。

私はこの原稿を書きながら、近頃はだらだらとテレビを見続けていることに気づきました。　気が付いてからは早い時刻にテレビのスイッチを切り、その後に本を読み出しました。

我が家では阪神淡路大地震の後、テレビのアンテナの状態が悪くなりテレビが見られなくなりました。　また子どもの受験期間に入りましたので、6年間ほどはテレビを見ない期間がありました。　

私たちはまったくテレビを見ないときは新聞や本をよく読んでいました。　私はテレビを見ないため多少はニュースの内容にうとくなりました、歌番組の出演者、大相撲の力士の顔と名前が一致しなくなりました。　しかし、それ程の不都合はありませんでした、むしろ良いことに子どもたちは本をよく読みだしました。

私たちはテレビをあまり見ない方が良いようです、見るときには必要な良い番組を選んで見るくらいにしてください。